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緊張型頭痛

緊張型頭痛は、頭痛の中でもっとも頻繁にみられるタイプです。後頭部、こめかみ、額を中心に、頭が重い、締め付けられる、圧迫されるような痛みがじわじわと現れ、持続します。目の奥に痛みを感じることもあります。

緊張型頭痛の主な特徴

  • 頭全体に広がる鈍い痛みや圧迫感: ズキズキとした拍動性の痛みではなく、頭全体を締め付けられるような、あるいは重いものが乗っているような鈍い痛みや圧迫感が特徴です。
  • 特定の部位に集中する締め付けられるような痛み: 特に頭頂部、側頭部、目の上、首の後ろにかけて、ベルトで締め付けられるような感覚や、鉢巻をしているような圧迫感を訴える方が多く見られます。
  • 痛みの程度は軽度から中程度で、吐き気は伴わない: 日常生活に支障をきたすほどの激しい痛みではなく、我慢できる程度の痛みが持続することが多いです。片頭痛のように、光や音に過敏になったり、吐き気を伴ったりすることは稀です。
  • 時間とともに悪化し、夕方にかけてひどくなる傾向: 一日の活動が続くにつれて症状が悪化し、特に夕方から夜にかけて痛みが強くなる傾向があります。これは、日中のストレスや疲労の蓄積が関係していると考えられます。
  • 首や肩の筋肉の凝り固まり(肩こり)を伴う: 緊張型頭痛は、首や肩の筋肉の過度な緊張が原因となることが多く、慢性的な肩こりや首の凝りを合併しているケースが非常に多いです。筋肉の緊張が頭痛を引き起こし、頭痛がさらに筋肉の緊張を強めるという悪循環に陥ることもあります。

緊張型頭痛だからといって、漫然と鎮痛薬のみで経過を見るのは良くありません。なぜなら、緊張型頭痛の背景には、様々な要因がある場合もあるからです。

緊張型頭痛の原因となりうる疾患

頚椎症

頚椎症とは首の骨や椎間板が加齢などで変形し、骨のとげや炎症が起きる状態です。頚椎症による首の刺激が頭痛として現れることがあります。その症状は首の動きで悪化したり、首が固まる感じや、押すと痛い箇所があり、重い・締め付けられる痛みであることが多いです。神経の圧迫症状として、肩〜腕にしびれが併存していることもあります。

なぜ首の問題が頭痛になるのかというと、首の上部の神経(C1〜C3)が、頭の痛みを伝える三叉神経系と脊髄内で合流するため、首への刺激が脳に「頭痛」と誤認されるためです。

VDT症候群

私は産業医もやっており、良く遭遇するのですが、オフィスワーカーなどでVDT作業を不適切な姿勢・環境で行っている場合に発生するVDT症候群であることもありますので、その場合は作業環境を見直すというアプローチも必要になってきます。上記の頚椎症の誘因にもなります。

起立性低血圧による頭痛(coat-hanger pain)

立位をとったときに一過性に生じる,締め付けられるような,ズキズキする中等度の痛みを生じます.横になると改善します.立位になったときに血圧が下がり、それによって生じる後頸部筋の虚血により発生する痛みであると報告されています.起立性の失神の前駆症状(prodrome)としても重要です.

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