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手がふるえる

手がふるえる

手がふるえるという症状は高齢者においてよく見られる症状ですが、脳の検査をしても原因がわからないことがほとんどで、「脳のMRI検査をしたけど、問題ない」と言われ困り、脳神経内科専門医を受診する方も多いです。

手がふるえるといっても、いろいろなふるえ方のパターンがあります。脳神経内科専門医による診察で、ふるえがどのパターンかを診断し、次にそれに応じて原因がなにかを診断することが大事です。

手の震えの種類と原因

手の震えには様々な種類があり、原因もそれぞれ異なります。以下に代表的なパターンとその原因を解説します。

動作時振戦(何かものを持ったり、字を書いたりしたときに細かく手がふるえる場合)

 

本態性振戦 血縁に同じような症状がある人や高齢者に多く見られます。よく観察すると首が左右に細かく震えていることもあり、その場合はさらに本態性振戦である可能性が高くなります。首のふるえだけの人もいます。ふるえが軽く、日常生活にあまり困らないようであれば、無治療で経過を見る場合も多いです。ふるえが大きく、日常生活に支障がある場合は、薬の内服治療で症状を緩和させます。薬の内服治療を開始する場合は、その方の合併症や年齢、他の内服薬などの状況を総合的に判断してから、薬の種類や量を調整します。内服治療でもふるえの改善がなく、日常生活にひどく困る場合は、外科的治療があります。その場合は、専門病院へ紹介できますが、その方の状況に応じて費用対効果や合併症の問題もありますので、事前によく相談させていただきます。

 

甲状腺機能亢進症 重要なのが、甲状腺ホルモンが過剰になっている状態が原因でふるえが起きている場合もあり、治療法も異なるので見逃してはなりません。診察でふるえ以外の甲状腺機能亢進症の症状がある場合やふるえ方がそれらしい(かなり細かいふるえ)である場合は、甲状腺ホルモンを血液検査で調べます。

安静時振戦(じっと座っているときに手が規則的に震える場合)

 

パーキンソン病 右と左でふるえの程度の差がある場合は、パーキンソン病である可能性があります。診察や日常生活の様子を聞いて、パーキンソン病の他の症状がないかどうかを確かめます。状況に応じて、パーキンソン病の治療を開始します。

ミオクローヌス(手を動かすとビクッと手が急に動いてしまう場合)

 

薬剤性 これはさまざまの原因があるのですが、最近、多く見られるのが薬剤性(薬剤の副作用)によるものです。

 

腎障害や肝障害 薬剤性以外の原因で多いのは、腎障害や肝障害によるものもありますので、患者さんの病歴をよく聞いて、診察し、必要に応じて血液検査や腹部エコー検査を行います。

脳のMRI検査のみを行い異常がないとされて放置されている場合もありますが、背景に内臓の病気や薬の副作用が隠れていないか調べることが大事です。

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